酔いも醒めるアルコール依存症の話 第2話

潮時だ!アルコール依存症の話の続きですよ!

前回の続きを話していきますね!

前回の記事はこちらになります。未読の方はこちらを読まれてから閲覧することで今回の記事の理解を深められます。

前回からかなり開いてしまっている為、忘れている方も復習に何度でも閲覧ください。

shixi-tasolt.hatenablog.jp

告知通り、アルコール依存症の具体的な症状、対処方法の話、前回の読者の皆さんに問いかけた際のお酒のイメージで、私が挙げたお酒の誤りのイメージ例に対する科学的見解等を述べていこうと思います。

・・・と思いましたが、

私が挙げた例に対する科学的見解が思った以上に長くなったことにより、他の話を盛り込むとかなり長文になることが予想される為、

例に対する科学的見解だけを述べていこうと思います。

残りは次回で。

前回のお酒のイメージで私が挙げた例は何故誤りなのかについて

飲んでいると幸せな気持ちになれる。

これは、もう前回の記事でも答えは出ているのですが、もう一度より詳しく説明させていただきます。

 

アルコールは精神作用物質であることを説明しました。

そう、中枢神経系に作用する物質で結果的に気分に影響を与える物質のことです。

この中枢神経の報酬系を刺激して、ドーパミン等快楽物質を放出させます。

このドーパミンは最初は大量に放出されます。ですが、摂取するごとに同じ量では刺激に慣れてしまいドーパミンが放出されません。

そしてもっと快楽が欲しいと思い酒の摂取量が増えてしまいます。

結果的に、お酒の毒に侵され、お酒なしでは生きていけない廃人となります。

脳を始め、体中が毒に侵されてしまい最悪死亡に至ります。

前回の記事で、6段階の酩酊状態を画像で説明しましたが、酩酊状態で心地よさを錯覚できるのは、爽快期~ほろ酔い期までです。

酩酊初期以降からは、不快な気分・症状が現れ、ゆくゆくは生命活動に危険が迫ります。

つまり、お酒を飲んでいるうちに、だんだん幸福さからかけ離れていくということです。

 

ストレス発散

これも、前回の記事で以下略。

上の項目と繋がりますが

「依存症患者は依存対象だけではなく、生活全般の喜びも感じにくくなる」

これを依存症を専門とする精神科医:磯村毅によると失楽園仮説と呼びます。

薬物、煙草、アルコール、ギャンブル等様々なものによって、幸福に満ちていた楽園を追放されることからこう呼ばれています。

ですが、楽園の中にも、辛さ・苦痛が存在します。

依存症専門のセラピスト:クレイグ・ナッケンによると

何かに依存する人間は、とにかく快感を追求し同時に苦痛を避けようと

する。しかし、人生は必ず苦痛を伴う。苦痛を避け、快感だけを求めてい

ると、どんどん自分の人生を見失うことになる。

一瞬の快感を重ねた先に待つものは『悲しみ』しかないのだ

クレイグ・ナッケン

 と述べています。

 

また、この漫画をご覧ください。

【マンガ】で分かる依存症治療「酒やタバコは、ストレスを背負うだけ」より

この漫画からもわかる通り、常に依存物を補給しなきゃいけない焦燥感、さらには、補給した依存物による身体的・精神的な病気により大変な人生に自ら、辛さ・苦痛を上乗せしています。

故に、ストレス発散どころか、ストレスを自ら増やしてしまっているのです。

水分補給変わり

これも前回の記事で触れてはいますが、説明不十分なので、説明させていただきます。

結局どれも説明しているという突っ込みはなしでお願いします。

 

アルコールが巡る順番として、胃や小腸の粘膜から吸収され、血液に溶け込み肝臓へ運

ばれて分解されます。最終的には、水や二酸化炭素として体外へ排出されます。

「運動後の酒は格別だぜ~」や、

「夏の暑い時にキンキンに冷えたビールで喉が潤う!!」等のように

 お酒で水分補給なさっている方。

いいえ、逆です。脱水します。

 

1つ目の理由として、アルコールの利尿作用です。

お酒を飲んでいない時は脳から腎臓へ尿の量を調整するホルモン:バソプレシンが出ています。しかし、アルコールはその働きを抑えてしまうため尿の量が増えます。

故に、お手洗いに行く回数が増えて体内から水分が排出されてしまいます。

特にビールはカリウムが多く含まれているため、カリウムもまた利尿作用があります。

ビールを飲むと他のお酒よりも利尿作用が高く現れ水分の消耗が激しくなります。

 

2つ目の理由として、アルコールを分解する際に水分が必要となるからです。

アセトアルデヒドは体内で酢酸に分解され、さらに二酸化炭素と水になり、

尿や汗、呼気等によって体外に排出されます。この分解過程で必要となる酵素の働きに水分が消費されるためです。

 

また、運動後のお酒は、運動により血の巡りが良くなっているためお酒の毒も早く回りやすく、危険です。また危険を運よく回避できていたとしても、

アルコールが運動の効果を掻き消す程に筋肉の合成を妨げます。

筋肉を作り出すホルモンといえば、男性ホルモンのテストステロンです。

このホルモンの分泌量が減り、結果筋肉が減ります。

また、症状名で言うと、アルコール筋症(ミオパチー)が起こります。

これは、アルコールを分解するよう、体内の栄養を激しく消耗するため起こる筋肉痛です。また、肉体・精神的に負担がかかるため、ストレスを感じた時に分泌されるコルチゾールもまた、筋肉を分解します。

また、お酒は睡眠の質に影響を及すことで、寝ている間のホルモン分泌が正常に行わないことで筋肉の新陳代謝が行われない、

疲労を回復できないことによりコルチゾールで筋肉が衰えます。

以上のことにより、自らの努力を自らの行為で無駄にする行為に走ってしまいます。

マッチポンプというものですね(マッチポンプとは、自らある場所を火をつけて

自ら水で打ち消し解決して利益を作り出すこと。自作自演のことです。)

この場合でしたら、利益などなく、骨折り損のくたびれ儲けになっていますが。ダイエットしている方にはお酒は大敵ということですね。

運動している、食事制限しているにも関わらず瘦せない方、アルコールを疑ってみると良いかもしれません。

筋肉量減っていませんか?

お酒飲んでいる最中に、空腹にしないように且つ、たんぱく質や他の栄養も取れば大丈夫、水分補給しながらなら大丈夫、等のような情報や、筋肉なんて遺伝で決まる、お酒飲んでても筋肉つく人がいる、

等の意見もあるそうですが、

お酒なくして、自分に合った適度な運動に集中していた方が最短で筋肉つきませんか?

それに、遺伝というものは、改造手術でも行わない限り簡単には変わりません。

これは倫理的な問題がある為、行える人はいないでしょうけど。

あとは、環境要因、つまり自分の行動次第です。

何故、わざわざ面倒事を増やして遠回りなことするのですか?

お酒を欲するのか、瘦せた体を欲するのか。今一度自分に問いかけてみてください。

有害な影響を及ぼすと言われているものはできるだけ避けることで問題の原因が絞れてきます。

後は、肉体的・精神的に健やかな状態で過ごすことが健康に良いのです。

水分も、運動効果も十分に体に行き渡らせる為に、水分補給変わりにはならないこともご理解いただけたでしょう。

参考文献

マンガで分かる心療内科 6 (ヤングキングコミックス)

マンガで分かる心療内科 6 (ヤングキングコミックス)

 

 

『漫画でわかる不思議の科学そーなんだ 77~78号

  子供はお酒を飲んじゃいけないの?(前編)(後編)』

 

お酒と健康 −公益社団法人アルコール健康医学協会−

 

良いトレーニング、無駄なトレーニング 科学が教える新常識

良いトレーニング、無駄なトレーニング 科学が教える新常識

 

 

続きはまた次回で!

いかがでしたか?

次回こそは、アルコール依存症の具体的な症状や対処方法の話に

ついて述べていこうと思います。

次回の話も理解できるように、素面でお読みください。

たとえ、酔っていたとしても、アルコールの恐ろしさに

悪酔いすら醒めてしまうかもしれませんね。

では、また次回の投稿をお待ちください。

以上、アルコール依存症の話 第2話でした。